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ビデオデッキによる編集

はじめに
 最近ビデオ撮影が大流行ですが、撮った後それを編集する人はどの位いらっしゃるのでしょうか。
 カメラを止め忘れて地面を撮したり、延々と続く冗長な場面、さらには揺れ動いていて見ていると船酔いしそうな場面等々・・・、それらをカットするだけでも充分見られるものになるのですが、それをなさらないのは編集作業が面倒だからだと思います。

 私は40年も前に8mmシネでこの趣味に入りましたが、当時は鋏でフィルムを切ってフィルムセメントで貼り付ける方法で編集したものでした。
 タイトルやエンディングは別に撮影して繋ぐのでした。

 それがビデオテープの時代になり、編集は再生デッキと録画デッキの2台を使って編集するようになりました。

2台のテープデッキを使った編集
 実際の作業状況を具体的に説明しますと、まず録画機に録画用のテープをセットします。
 そして録画状態にしたあと録画デッキを一時停止します。

 つぎに再生デッキを動かして再生します。そして録画開始時点が来たら録画停止を一時解除し、録画を始めます。
 具合の悪いところが来たら録画デッキを一時停止するのですが、実際にはそれでは遅いのです。具合の悪い場面の寸前でパッと止めなければならいのですが、そうはうまく行きません。
 逆に良い場面では、その寸前にスタートさせたいのですが、それもちょっと遅れます。

 これは最初に通して見て、何分何秒のところで止めて、何分何秒から再スタートと記録しておけばいい理屈ですが、実際にやって見るとなかなか大変な作業です。
 一つの場面を平均7秒とすると、5分のビデオで約40場面、1時間のものですとなんと500場面にもなります。

 またスタートやストップが行き過ぎてしまった部分はどうするかというと、巻き戻しては再生と録画を繰り返して調整しなければならないことになります。

 そこで、編集機なるものが登場しました。
 これはビデオを再生しながら、録画開始時点(イン点)と録画終了時点(アウト点)を、覚え込ませる機器です。
(この覚え込ませる数は安価な機器では4箇所といった少ないものも有れば、高価な機器では99箇所可能なものも有ります)

 この編集機は録画・再生デッキを電気的にコントロールしなければ意味が有りません。
 例えばソニー製品の場合はLANK(ランク)端子と呼ばれるものが装備されて居て、これを相互にケーブルで繋ぐことにより、編集機が再生デッキの再生・停止・早送り・巻き戻しをコントロールすると同時に、録画デッキの録画開始・一時停止もコントロールします。

 この方法はなかなか良さそうですが、最近のデジタルビデオカメラと違って従来のVHSやHi8ビデオカメラでは、余程高級なビデオカメラで無いとテープにタイムカウンター(録画時間)が記録されて居ませんでした。
 その場合は再生テープの最初から相対的な時間で場所を覚えて居るため、一度再生デッキからテープを取り外したり、そうでなくても早送り・巻き戻しを繰り返していると覚えた箇所がずれてしまうのです。

 またタイトルを入れたり、ワイプ(画面が順次入れ替わる)等の効果をつける機器も有りますが、一式揃えると数十万〜百万円以上の投資となりました。

 


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