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03/07/07
04/05/30 一部改訂
ビデオ編集ソフト
パソコンによるビデオ編集 以前はビデオテープの編集と言えば、再生用と録画用の2台のビデオデッキを使って編集したものでした。(「ビデオデッキによる編集」参照)
しかし、今はパソコンを使ってのノンリニアー編集が当たり前に成りました。
パソコンでビデオを編集するとは
1.パソコンに編集すべきデータを取り込む。 敢えてデータと書きましたが、具体的には撮影したビデオテープを再生しつつ デジタルデータとしてハードディスクにコピーすることです。
これをキャプチャーと言います。
2.取り込んだデータをビデオ編集ソフトに読み込んで編集する。 編集とは、不要な部分を捨て去り、タイトルをいれたり、場面転換効果をつけたり する操作です。
3.編集した結果をテープに録画する。
の一連の操作を言います。
レンダリングとリアルタイム編集 かってはビデオ編集ソフトと言えば Premiere
でしたが、今は初心者用の安価なものから、リアルタイム編集の出来る高価なものまで、多くの種類が選べるようになりました。
さて初めにリアルタイム編集に就いて説明しておきたいと思います。
パソコンでビデオ編集ソフトを使って編集する場合、例えば撮影画面に重ねてタイトルを挿入したりしますが、そのタイトルを下から上へスクロールさせたりとか、だんだん大きく表示したりとかいろいろ動きをつける事が出来ます。
ビデオは一秒間に30枚の画像を順次映しています。 動きの有るタイトルは、例えば10秒間のタイトルなら300枚の画像を計算で作り出して居ます。
これをレンダリングと言います。
従来、多くの編集ソフトはその計算に時間がかかり、タイトル作成中に文字の大きさや位置を変えたり、また色を変えたり試行錯誤しますが、そのたび毎に数秒間から数十秒間掛かりました。
また数本のテープを1時間に纏めて、いざテープに録画しようとすると、1時間から数時間掛けてレンダリングしてからで無くてはテープに録画することが出来ませんでした。
またその為の作業領域がハードディスクに必要でした。
デジタルビデオのデータは1時間あたり約
14GB にも成ります。 そして1時間のテープを編集して1時間の作品にするには、3倍つまり 42GB
のハードディスク容量が必要だと言われたものでした。
もっとも優れたビデオ編集ソフトには1時間分のハードディスク容量プラスアルファで済むものも有ります。
そのような優れたソフトはレンダリングをソフトウェアでは無く、ハードウェアつまり専用チップで行ない、リアルタイム言い換えると瞬時にレンダリンクを終わらせてしまいます。
リアルタイム(実時間)が瞬時とは変ですが、例えばタイトル画面を作り、その結果を見ることをプレビューすると言いますが、リアルタイム編集では無いソフトではプレビューする前にレンダリング時間が必要だったのです。
それがリアルタイム編集ソフトの場合は、レンダリングを待つことなく直ちにプレビュー出来ます。 つまり瞬時にレンダリングしながらプレビュー出来ます。
ビデオ編集ソフト 1.Premiere
プレミアと呼ばれて居る定番ソフトです。
バージョン5迄はキャプチャー機能が無く、ビデオキャプチャーボードを増設してキャプチャーつまり、ハードディスクにデジタルデータ化したものを読み込んで編集しました。
バージョン6になってからは
WINDOWS 98 SE 以降の WINDOWS が持った IEEE 1394
機能を使ってキャプチャー出来るように成りました。
そしてバージョン 6.5
からはリアルタイムプレビューが可能と成りました。 つまり、タイトル作成や場面転換のトランジションなどを設定したら、レンダリング操作をすることなく、直ぐ結果をプレビュー出来るように成りました。
しかし、専用のボードを持たないソフトウェア単体ですから、編集完了後にテープに録画する場合には全データをレンダリングする時間が必要であり、またその作業領域も必要です。
専門家向けソフトなので、機能は豊富です。 私も一部のみ
Premiere
で処理して、それを他の編集ソフトに挿入することが良くあります。
ただ長時間物の編集をこれだけでするのは大変だと思います。 (これは私個人の感想で、多くの人が愛用されて居ます)
2.Ulead
Video
Studio
安価ながら豊富な機能を持つ編集ソフトで、多くのビデオキャプチャーボードに付属して居ました。
現在(平成15年7月)はバージョン7ですが、その前のバージョン6からはとても使いやすく、一般向け編集ソフトの定番としてお勧めです。
編集完了した物をテープに録画するだけでは無く、DVD
用に MPEG1 や MPEG2 に変換したり、ホームページに載せるために Real Player 形式や WMV
ファイルにすることも可能です。
最近のパソコンはデスクトップでもノートパソコンでも IEEE 1394
ポートが付いて居るのが多く成りました。
また価格も安い(数千円)ので、専用ボードの増設出来ないノートパソコンでビデオ編集をする場合は、これに限ると思えます。
Ulead
3.EZDV カノープスの製品で、かっての DVRaptor
の後継と言えるソフトです。
後に述べる DVStorm
と違ってリアルタイム編集では有りませんが、専用キャプチャーボードを使うため、Premiere や Ulead Video Studio
など専用ボード無しのソフトと違って使い勝手はとても良いものです。
キャプチャーするためのインデックスを作る EZNavi 、編集用の
EZVideo 、さらに高機能な EZEdit 、それにオーディオ用の EZAudio が組になって居ます。
Ulead Video
Studio や Sutdio 8 等に比べて価格は高いですが、それなりの価値はあります。
PCI
バススロットのボードと一緒のためノートパソコンでは使えないのが難です。
必要な所だけしかレンダリングしないため、レンダリング時間もそんなに気に成らず、またハードディスクの作業領域もそんなに要りません。
編集が終われば、全体のレンダリング不要でテープに録画出来ます。
初心者から中級者にお勧めでしたが、現在は生産終了して居ます。。
4.DVStorm 初期の製品は DVStorm-RT
と呼ばれ、リアルタイムレンダリングが売り物でした。 その後、XP 対応の DVStorm2 に成りました。
これは EZDV の
EZEdit を高機能化し、三次元トランジションその他の機能を充実させた StormEdit
が主体です。
タイトル作成やトランジション・エフェクトがリアルタイムでプレビュー出来、また全体のレンダリングなしにテープに録画出来るのは、一度使い始めたら手放せなく成ります。
また、Premiere
とも連動して Premiere 上で DVStorm のトランジションやエフェクトが使えます。
最近は DVStorm3
となって居ます。
Let's EDIT for DVStorm
初期の DVRaptor の RaptorEdit
に端を発し EZEdit や StormEdit は、より使いやすいLet's Edit と成りました。
Let's Edit
for DVStorm は DVStorm や Lex-M1のボードが入って居ないと使えませんが、StormNavi を使わずに、いきなり DV
テープからキャプチャー出来、しかも各クリップを分割してファイル化して呉れます。
5.Edius
Edius
は現在 Edius Pro と成って居ますが、初期の Edius は Let'sEdit と同じく DVStorm や
Lex-M1のボードが入って居ないと使えませんでしたが、Premiere
のような画面でしかも完全なリアルタイム編集が出来ました。
二画面構成で、Premiere
とは違った高度な機能・使いやすさでしたが、定められた尺(時間)が決められたプロ用といった感じで、Let'sEdit
のリップル編集に慣れた私としては使いにくいものでした。
Edius 2.0 になって独立のソフトとなり、IEEE 1394
が使えればデスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンでも使えます。
DVStorm3 には Edius の LE
版が付属して居ます。
6.AceDV と AceDV
Mobile カノープスのビデオ編集ソフトをいろいろ取り上げて来ましたが、現在お勧めは AceDV と
AceDV
Mobile です。
この商品名のものは専用ボード (カード) と編集ソフトの Let's
Edit が組になったものです。 デスクトップパソコンの場合は、 AcdDV を使います。 専用ボードは PCI
スロット用で、DV カメラに繋ぐ DV ケーブル用端子と、外付けハードディスクに繋ぐ IEEE 1394 端子が付いて居ます。
AceDV
Mobile の方はノートパソコン用で、PCMCIA スロットに挿入する IEEE 1394 カードが付属して居ます。
このカードには
IEEE 1394 端子が二つ有り、一つは DV カメラ用、もう一つは外付けハードディスク用です。
これらのカードが挿入されて居ないと
Let's Edit は起動しません。
AceDV の実勢価格が \49,800、AceDV Mobile の方が \29,800
(何れも税別)、この価格で従来の DVStorm2 Light (実勢価格が \98,000 )
に近い編集が出来るのですから、良い時勢になったもので、一度これらを使うとビデオ編集の虜になること請負です。
(なお、2004
年8月現在、カノープスのサイトを見ると在庫限りとなって居て、実勢価格も AceDV が \39,000 、AceDV Mobile が \19,000
と安くなって居ました)
7.Windows ムービーメーカー 最後に成りましたが、WINDOWS Me と WINDOWS
XP には Windows ムービーメーカーと言うソフトが入って居ます。
これは IEEE 1394
ボードに繋いだデジタルビデオカメラからキャプチャーして、編集出来るソフトです。
ただ、WMV ( Windows Media Video
)或いは WMA ( Windows Media Audio )ファイルしか作れませんので、パソコンでの再生専用です。
今年4月に
WINDOWS XP
専用のムービーメーカー2がダウンロード出来るように成りました。
これはデジタルビデオテープに録画することが出来、タイトルやトランジションも入れることが出来るので、初心者がビデオ編集を始めるには良いと思います。
なにしろ
WINDOWS XP ユーザーは無料で使えるのですから。
ムービーメーカーとムービーメーカー2に関しては私のホームページの別項を参照下さい。
後書きに代えて ソニーの VAIO は各機種とも
IEEE 1394 ポートを備えて居り、DV Gate Plus (かっては DV Gate Motion
)と言うソフトをバンドルして居ます。
これは IEEE 1394 ポート(ソニーの呼び名は iLink
)に繋いだデジタルビデオカメラからのキャプチャーと、テープへの録画を実行するソフトです。
編集はソフトとして以前は高級機には Premiere
、そして普及機には Movie Shaker と言うソフトがバンドルされて居ました。
今、普及機の Movie Shaker
は無くなり、WINDOWS XP
付属のムービーメーカー2を使うように成って居るそうです。
ムービーメーカー2でもキャプチャーが出来ますが、各場面毎にキャプチャーすることは出来ず、ある程度一気にキャプチャーすることに成ります。
しかし
DV Gate は Ulead
やカノープスの編集ソフトのように、各場面をそれぞれ一つのファイルとしてキャプチャーするので、後の編集がとても楽に成ります。
ソニーの VAIO
や WINDOWS XP
パソコンをお使いの方でデジタルビデオカメラがお有りなら、是非ビデオを編集にチャレンジして下さい。
以前にも書きましたが、「ビデオを撮影して編集しないなんて・・・?」です。 編集をすることにより撮影時の問題点が判り、撮影技術も向上します。
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